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【note詩】風の子

風が走ってきた お花をゆらしてこんにちは とあいさつして 葉っぱをゆらしてさわさわさや とおしゃべりして わたしの髪を ...

【note詩】朝の予感

からからと 窓を開けたうぐいすの声がする ぴんとした空気がゆっくりと震えた 初夏の空へ 高く響いてゆく声 つられて見上げ...

【note詩】愛のかたち

少女だったわたしはきみがあまりに綺麗だったので瞳に焼きつけておきたかった 大人になったわたしはきみがあまりに愛しかったのでガラス玉に...

【note詩】親のこころ

ていねいな ものごとにあこがれていた わたしの字はきたないし料理はがさつの大ざっぱ ネイルはぼこぼこお化粧は ムラだらけ ...

【note詩】歌姫

ひとつ ふたつ言葉をひろい みっつ よっつ言葉をつなぎ いつつ むっつ言葉をうたう ななつ やっつくちびるにのせ ...

【note詩】わたし

あなたの目に映る私きみの目に映る私 あのひとの このひとのたくさんの瞳に映る私 どれも同じで どれも違うどれもみんな ひとりの...

【note詩】おにごっこ

風が吹いておりました 落ちた花びらが ひゅるひゅると追いかけっこをしておりました 子どもたちが 歓声をあげて花びらの絨毯に 駆...

【note詩】幸福論

星がきれいだねえ とわたしが言ったら きれいだねえ ときみが笑ってくれること それきりなにも言わずとなりにいてくれること ...