一覧

【note詩】美術館

その絵の前に立ったとき私は一歩も動けなくなった 魂が吸い込まれたようにあるいは雷に打たれたように その絵の前に立ちつくし私は一...

【note詩】星空

天使が 宝石箱をひっくり返したような星空でした 目をまんまるにして星より輝く笑顔で喜ぶ君が愛おしい そんなに見上げたら首が痛く...

【note詩】進化

深く潜りたいのか高く上りたいのか いずれにしても私は知りたい そこから見える世界のことと たどり着いた瞬間の私の気持ちを...

【note詩】夏の懺悔

海辺に暮らしておりますが海へ泳ぎにはゆきません 海風のそよぐ窓辺に腰かけ読みかけた本を開きます どうぞ笑ってお許しください言葉...

【note詩】言霊

言葉のひらめきは泡のように ぷくりと浮かんでぱちんと消える 消えてしまう前に魔法をかけて 空高くまで飛ばしてみる ...

【note詩】眠る母

子どもたちが安眠用の音楽を流しはじめた それを聴きながら誰よりもいちばんに私が眠りに落ちてゆく 母の耳は素直だから音の響きには...