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【note詩】日暮れどき

急に雨が降り出した窓に打ちつける音がした ガラス越しに雨に打たれて私はなにもかも心配になる あの子は傘を持っているか体はさぞ冷...

【note詩】恋告げられぬ

まるで それが世界のすべてだとばかりに きみに恋をしていたわたしは恋のうたばかり 綴っていた 平安貴族のように文字にしたためた...

【note詩】いいわけ

いい母じゃなくてごめんね いい妻じゃなくてごめんね あれもこれもできなくてごめん わたしずっと謝ってた だれにも責...

【note詩】愛情

「おかあさん」と よばれたら手をとめて 顔をみて「なあに」と こたえる それだけのことなのにできないわたしがだいきらいだ それ...

【note詩】風の子

風が走ってきた お花をゆらしてこんにちは とあいさつして 葉っぱをゆらしてさわさわさや とおしゃべりして わたしの髪を ...

【note詩】朝の予感

からからと 窓を開けたうぐいすの声がする ぴんとした空気がゆっくりと震えた 初夏の空へ 高く響いてゆく声 つられて見上げ...