【note詩】寝顔
二度寝しようと決めてた日曜日の朝 隣で眠るきみの顔が泣きそうなほど愛しくて 寝るのをやめてただ見つめてた
二度寝しようと決めてた日曜日の朝 隣で眠るきみの顔が泣きそうなほど愛しくて 寝るのをやめてただ見つめてた
哀しみには ふたつある 自分を哀れむときは人目も憚らず涙を流す 気づいてほしくてなぐさめてほしくて 何かを悼むときは内側...
全身を溶かす熱がとろとろと流れ出してゆく 毒も 思いの残滓もすべてを絞り尽くすようだ 昨日 お腹に詰め込んだ大量の残り物も ...
いつもより高い椅子に座った。 いつもより目線が高くなった。 いつもより高いところから世界を見た。 大人になりたくて背伸び...
わたしのからだにも梅雨がきた 濡れた空気の中でしっとりと息をする 汗ばみながらぺたぺたと裸足で歩く かえるみたいだと思い...
ここにいる いたいからいる いたくないがいる どちらにせよここにいる
ぽろん ぽろんと音を奏でる楽器のように ひとつずつ ていねいに優しい言葉を紡ぐ人になりたい 胸のなかに響きわたる音色がどうぞ ...
雨の音にざわめき燃える夕焼けに震える 揺れる花にさざなみを静かな月に凪を見る わたしのこころは大変にいそがしい いつも ...
学校は 不思議なところ 生徒でも先生でもない私は異世界に迷い込んだ異物のようだ 生徒だったころ確かに私は そこにいて 私...
家族になってなんでもないよ と笑うのはきみの癖だと知りました 今日の なんでもないよ は声が弾んで嬉しそう何かいいことあったかな ...