
【note詩】眠れぬ夜に
とろりと溶けてゆくような眠りにおちる瞬間がすき わたしは あなたであなたは わたし 世界に溶けてゆくように眠りにおちる瞬間がす...
とろりと溶けてゆくような眠りにおちる瞬間がすき わたしは あなたであなたは わたし 世界に溶けてゆくように眠りにおちる瞬間がす...
ものを食べたら 排泄するし息を吸ったら 吐くものよ それを自然というのなら 言葉を読んだら 書きたいし音楽を聴いたら 歌いたい...
どこかにいる だれかへなにかを つたえたいと思うとき ほとんどは 過去のわたしにいま こんなにたのしいよ と言ってあげたいことばかり...
どんなに 言葉を尽くしても言葉では 伝えきれないものがある だから 神さまはわたしに ふたつの手をくれた あなたの髪をすき 頬...
うつくしいものをみつけられる ひとになりたい ちいさな露に映る光やふくふくした葉っぱや石ころの断面のなめらかなこと うつくしい...
しゃぼんだまを 吹くたくさん たくさん 空に送る おおきいのも ちいさいのもそれぞれの方向へ飛びたちやがて 見えなくなった し...
ころり ほとりぴくり ぽたりあなたが眠りにおちる音 泣ききった最後の涙がころりと頬をつたう ふたつのまぶたがついに抗うのをやめ...
お洋服のほころびはなんだか 少し寂しくなる 花のつぼみがほころぶとなんだか 少し幸せになる あなたの心の ほころびはわたし と...
きらきらした言葉のかけらをこころの奥に並べてしまっておいたはずだった 気がついたらもう 出せなくなっていた いつか出てくるはず...
寂しくて たまらないと 思うけれど 口に出したら ほんとうに 寂しいから こころの中に しまっておく 寂しいねと 言い合...