長女の誕生日

12歳になりました。

過ぎてみれば、あっという間だったけれど、12年間って大きい時間ですよね。

娘のリクエストで、夕飯はハンバーグでした。

生クリームがあまり好きではない長女は、今年はデコレーションケーキはいらない、とのことで。

代わりに「フルーツと、プリン!」の希望です。

それならばと、娘の好きなフルーツを、山盛りに。

一緒になって手が伸びる、弟たち(笑)。

ろうそくも、もう本数ぴったりを欲しがることもなくなったのですが。

私がやりたくて、今回は、数字ろうそくで「12」にしました。

――いつからだろう、誕生日を迎える気持ちが変わってきたのは。

立った、歩いた、しゃべったと、100%無邪気に成長を喜ぶだけでなく、親の手を離れていく、ほんの少しの寂しさも感じるようになります。

だけど、それも全部ひっくるめて、嬉しい。

「感慨深い」って、きっと、こういうことなんですね。

この思いの層が、年を経るごとに重なって、深い愛情になっていくのかなあ、と思いました。

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