不確かな確かさ

今日は久しぶりに、昔の手紙を読み返しておりました。

【不確かな確かさ】

手紙を書く機会も、最近はめっきり減りましたが、たまに筆をとることがあります。

スマホどころか、PHSもガラケーも持っていなかった頃、一冊の本を通じて知り合った方と。

まだSNSが今のように発展しておらず、LINEやmessengerなども使っていなかった頃に、育児ブログを通じて知り合った方と。

それぞれ、お手紙やキャリアメールや年賀状という、出会った頃の形のままで、ささやかに交流させていただいております。

年に数回のやりとりです。

お互いのプライベートも、詳しくは知りません。

実際にお会いしたこともありません。

けれど、手紙を書くとき、すごく心があったかくなるんです。

現代は、どこにいても連絡を取り合えて、相手がメッセージを読んだかどうかもすぐにわかって、

オンラインでもリアルな手ざわりを持つようになったなあ、と思います。

そんな中で、ゆっくりと時間をかけ、不便さすら感じる手紙での交流は、

「それでも世界は、今も昔も変わらずに繋がっている」

と、ゆるやかに実感できて、なんだかとても安心するのです。

そして、これだけ変化の激しい世の中で、私も相手の方も環境が変わり続けていく中で、

繋がっていられたことが、ありがたいなあって。

不確かな確かさで、繋がっていることが、嬉しいなあって。

生きてきた時間が長くなるにつれ、「縁」というものの奇跡的な佇まいを、深く感じ入るようになりました。

今日もいろんなご縁の上に、楽しく生きております!

ありがとうございます!

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