蝉の声が 炭酸みたいに
しゅわしゅわ響いて
静かになった。
弾ける泡のように
ふいと消えて
気がついたら
夏が終わるんだ。
グラスに残るのは
ぬるくなった炭酸水と
行き場をなくした恋だけだ。
どっちも甘ったるくて
秋に持ち越せたもんじゃない。
飲み干して終わりにしよう。
蝉の声が 炭酸みたいに
しゅわしゅわ響いて
静かになった。
弾ける泡のように
ふいと消えて
気がついたら
夏が終わるんだ。
グラスに残るのは
ぬるくなった炭酸水と
行き場をなくした恋だけだ。
どっちも甘ったるくて
秋に持ち越せたもんじゃない。
飲み干して終わりにしよう。