或る日のクレープをめぐる物語

自分がそれを望んだ、と意識して掴む体験は、大きな歓びに満ちている。

というお話。

#大層なのは前置きだけですw

【或る日のクレープをめぐる物語】

私、クレープが大好きなんです。

定番のフルーツ&クリームも、ハムや卵やお野菜のごはん系も、どっちも好き。

でも実は、クレープの何が好きって、あの皮が大好きなのです…!

だから、いちばん皮を堪能できる、シュガーバターのクレープは大好物!

ていう前提で、ですね。

スーパーに買い物に行ったら、クレープのキッチンカーが来てたんです。

#そりゃ買うよね

#買うか買わないかの問題じゃない

#どれを買うかだ

今日の気分は、ごはん系か、皮だな。どっちにしようかな。

考えていたら、ふと心の声が。

「なんで、ひとつしか買わないって決めてるんだろ?

両方買えばよくない? 食べきれる量だし」

で、ハムチーズと、シュガーバターを買ったんです。

お家に帰って、お茶を淹れて、ゆっくり食べよう。

最後のひとくちは、甘いシュガーバターのしっぽでしめくくろう。

と思いました。

#クレープはしっぽが命

#子どもが真ん中をつまみ食いしても怒らないけど

#しっぽを食べた日にゃプンプンします

だけど、シュガーバターは、熱々の焼きたてなんですよね!

焼きたて、食べたいんですよね!

シュガーバターだけ、いま食べてから帰るか…

でもそしたら、甘いしっぽでしめくくりたい欲が叶わない…

いま全部食べちゃったら、お家でゆっくり食べたい欲が叶わない…

悩んでいたら、また心の声が。

「熱いうちに、半分食べましょ♡

残りはゆっくり、お家で食べましょ!」

というわけで、シュガーバターを半分食べてから、お家に帰りました。

お茶を淹れて、ゆっくりと食べます。

口いっぱいに頬張ったら、おいしいなあ! って言いたくなったので、

「おいしいなあー!」って、ひとり言を声に出しました。

そうしたら、ひとりでニコニコ笑顔があふれました。

嬉しくなって、クレープを眺めたら、巻かれて層になっている皮が、目に入る。

この重なった層を見ながら、もふもふかぶりつくのが、

おいしさ倍増して、幸せ! って感じるんだ私。

と、気がつきました。

いま私、自分が「こうしたい」って思ったこと、全部叶えている。

心も体も、嬉しがっている!

そんなことを感じた、或る日のクレープをめぐる物語。 

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