ためらいの奥にある、やさしさと書くことの話。

「書こうと思ったのに、手が止まってしまった…」

そんな経験、ありませんか?

文章にしようとした想いが、うまく言葉にならなかったり。

誰かに読まれると思うと、ためらってしまったり。

立ち止まってしまうのは、あなたのやさしさが、人より大きいからかもしれません。

「書けない」に隠された才能

「自分の言葉で、誰かに嫌な思いをさせたくない」

「人を傷つけたくないし、自分も傷つきたくない」

あなたがそう感じる気持ちは、あなたの想像力の大きさです。

読んでくれる人への配慮。言葉の行き先を考えられること。

それは、あなたの感受性そのものです。

言葉ひとつ選ぶときの、あなたのためらいを、

表現のやさしさにする方法を、探してみませんか?

あなたのやさしさは、あたたかく、深く、読者によりそう力になるはずです。

「書くのが怖い」は、感じる力

書く前に、あなたがなんとなく「怖い」と感じるのは、

あなたの心が、繊細に反応している証拠です。

自分の書いた文章を、誰かに読まれること。

ありのままを書いて、自分が丸見えになること。

それを不安に思うのは、あなたの感受性が豊かだからなのです。

不安を「弱さ」と捉えるのではなく、「感じられる力」として、受けとめてみませんか?

怖さを超えて書かれた、あなたの繊細な言葉には、人の心を動かす力がある。

私は、そう信じています。

ワーク:書けなかった私を、抱きしめてみよう

① 書こうと思ったけど書けなかったことを、ひとつ思い出してください。

SNS投稿、日記、誰かへの返事…どんなことでも大丈夫です。

② そのとき浮かんだ気持ちや心の声を、3つ書き出します。

例:「うまく言葉にならない」

  「間違っていたらどうしよう」

  「嫌な思いをさせちゃうかも」

  「なんでかわからないけど、涙が出そうだった」など

③ 「それを読んで、誰かがやさしく理解してくれたら、どんな言葉をかけてくれるだろう?」と想像してみてください。

やさしい誰かになって、あなたに贈る一言を、気持ちの横に書き添えてみましょう。

◇ ◇ ◇

あのとき書けなかった言葉たちは、

明日、あなたの言葉が生まれるための根っこです。

ためらいの奥にあるやさしさを、

どうか、あなたの文章にして、届けてくださいね。

#書くこと

#心によりそう文章術

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする