SNS投稿、最初の一文に悩まない。

「文章の書き始めって、難しい」
SNS投稿で、そう思う人が多いと聞いて、実はちょっとびっくりした私です。

というのも、私は書き出しで悩まないタイプで。
書きたいことが浮かんだら、そのまま書いてしまうのです。

もちろん、よりわかりやすく伝えるには? もっと印象的に書くには?
などは、考えます。
「書き出しは、どれにしようかな」という選択ですね。
でも「始めに、何を書こうかな」という迷いは、ない。

そこで今回は、普段のSNS投稿の書き方を、文章で説明してみることにしました。
誰かのお役立ちになれば、嬉しいです!

1文目は「いちばん書きたい出来事」

「書こう」と思ったとき、いちばんに頭に浮かんでくるのは、
たいてい、そのきっかけとなる出来事だと思うのです。

こんな本を読みました。
こんな嬉しいことがありました。
こんなサービスを受けました。

それを、そのまま書いています。
普段の投稿は、キャッチコピーを考えているわけではないので、
最初の1文だけですべてを魅せよう、とは考えません。
「私は今から、何の話をしたいのか」を伝えることを、優先します。

入口を作っているだけ、という感覚が近いかな。

真ん中は「伝えたい場面だけ」

次に「いちばん伝えたい場面」を、ひとつかふたつ、選んで書いていきます。
出来事を、時系列に順番に説明することは、ほとんどないです。

印象に残ったやりとり。
ハッとした一言。
自分が見た景色や表情。

4コマ漫画のように、場面を切り取って書いています。
出来事全体の説明文を作るのではなく、そのワンシーンを描写していく。

そのとき見えたもの、聞いたこと、自分の心が動いた瞬間の出来事。
読んでいる人に、私の目線を共有してもらいます。

最後は「いちばん味わいたい気持ち」

最後に、その出来事を体験して、それを書いてみて、
「ああ、私この気持ちを味わいたかったんだな」って感じたことを、書きます。

嬉しかった。感動した。ハッとした。腑に落ちた。
楽しかった。おいしかった。心があたたかくなった。

私にとってのSNS投稿は、体験の記録というより、気持ちの共有なんです。

だから、

1.これから書く出来事を伝える。
  →読む人に「これについての話なんだな」と思ってもらう。
2.伝えたい場面だけを書く。
  →読む人と視点を共有して「こういうところを見ているんだな」と知ってもらう。
3.いちばん味わいたい気持ちを伝える。
  →「こんな視点で物事を見て、こう思ったんだな」を、読む人に一緒に味わってもらう。

こうして、自分の気持ちがいちばん伝わる書き方を、選んでいます。

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