いつもの海は、グラデーション豊か。
深さによって、色の濃さが違う風景が常なのですが。
今日は珍しく、一面が同じ色に染まっていました。
車を走らせながら、目の前にぱっと開けた海が、あまりに綺麗だったので。
「わー、すごい!全部同じ色! 何だっけ、青じゃなくて…」
色を表す言葉がうまく浮かばなくて、後部座席の長女に尋ねると、
「コバルトブルー!」
迷いなく、答えが返ってきました。
さすが、読書家の長女!
言葉をよく知っています。
――でも、コバルトブルーって、こんな緑がかった青だったっけ?
帰宅して調べたら、全然違いました(笑)。
コバルトブルーは、もっと青くて深い色のことでした。
今日の海の色は、「薄浅葱」ですね。
新しい色をひとつ、知りました。
こんなふうに、目の前の不思議から知識を得るのは、楽しいです。