最近、楽しいなあって思うこと。
お仕事とか、お料理とか…いろいろ考えたのですけれど。
「今」って言われたら、
今ここでこうして書いていることしか、もう、ないですよね!
書くとは、どこまでも深く潜っていくこと。
海なのか、宇宙なのか、わからない。
無限の深淵に、身を沈めること。
自分が落ちているのか、はたまた浮かび上がっているのか、
どちらでもあり、どちらでもない。
小さな泡のような感覚を、そっと掬う。
手の中で、転がしてみる。
抱きしめる。
それから、その感覚のかけらを、磨く。
丹念に、研ぎ澄ます。
私の奥底から湧き上がったものは、いったい何だ。
どんな言葉で、どう表現したら、
もっとも素晴らしい形になるのか。
そうして磨き上げた、感性の結晶を手に、
気がついたら、私は深淵の外に立っている。
あとには、静謐で美しい風景画のような世界が、
いま生きている場所と、ひと続きになって、
ここに存在しているだけ。
この景色を見るために、ではない。
確かめるために、とも少し違う。
ただ、潜った先に見える世界が、とても楽しい。
それだけ。
