私の学生時代は、デジカメもスマホもなかったので、友達と写真を撮るのは、もっぱら使い捨てカメラでした。
この夏、長女が自由研究をするので、好きに使えるように、使い捨てカメラを買うことにしたのですが。
「何これ? どうやって使うの?」
――そういえば、知らない世代だった…。
子どもたちが生まれた頃には、もうデジカメ時代でしたしね。
まず、撮ったものをその場では見られないこと。
ダイヤルを回して、1枚ずつ撮ること。
決まった枚数を、一度きりしか撮れないこと。
そのあたりが、もうすでに、異文化であるようです。
でも…
「次おれ! おれも撮る!」
「ぼくもー!」
「ちょっと! お姉ちゃんの自由研究のなの!」
姉弟3人で、奪い合うようにして、おもちゃやらぬいぐるみやらの撮影会が始まりました。
操作がおもしろかったのと、長女は特に、「自分専用」と渡してもらえたのが嬉しかったようです。
こんなに盛り上がるなら、たまには使い捨てカメラを持って出かけるのもアリかも。
後日、出来上がった写真は、ピンボケがたくさんありましたが(笑)。
子どもたちは大事そうに、それぞれの場所にしまっていました。