ネットで試し読みをしてから、気になっていた漫画です。
単行本になっていたので、買ってきました!
ももこが、つとむさんから言われる「私の尊厳を踏みにじるような発言」の数々が、自分に刺さるのはどうしてだろう。
旦那さんからは、たとえ思っていたとしても、そんなふうに言われたことはないけれど…。
それは、たぶん、私の心の声だからです。
育った環境や、今まで経験してきた人生や、嫁いだ環境や、いろいろな要因があって。
私は潜在的に、「外で働いてお金を稼いでくる方が、専業主婦より偉い」と思っているんですね。
頭では、わかっているつもりなんです。
外の仕事も、家の仕事も、変わりなく必要なもので。
子育ては、特に、何にも変えがたい仕事で。
私が家を守っているから、旦那さんが安心して外に出られるのだ、とも。
でも、家事や育児がきちんとできていないと、引け目を感じてしまったり。
義家族から働かないのかと言われるたび、私には価値がないような気持ちになったり。
昼間、ゆっくりと自分の時間を持つことに、罪悪感を抱いてしまったり…。
少しずつ、価値観を書き換えてきていますが、根っこにはまだ「私は働いているママたちより下」という気持ちが残っています。
自分の生き方に自信がないから、専業主婦のももこが言われる言葉が、全部突き刺さってくるんですね。
けれど、最後に、ももこが感じたこと。
「夫の扶養から抜け出したい」とか 「たくさん稼いで夫を黙らせたい」とか
「離婚したい」とか そういうことじゃなくって
(中略)
ただ 強くなりたかったんだ
自分の生き方に 自信を持ちたかったんだ――…
これに尽きます。
専業主婦でもワーキングママでも、結婚していても独身でも、子どもがいてもいなくても。
今の自分に、自信を持ちたい。
自信を持って、生きられるようになりたい。
ももこの場合は、それが外で働いて収入を得ることでした。
私も、一生このまま専業主婦でいることは、たぶんないと思いますが、いつどうやって社会に出るのかは、まだ八方塞がりです。
今はまず、自分で自分の生き方を認めてあげようと思います。