病院に行ったときのこと。
診察室から、赤ちゃんの泣き声が聞こえました。
まだ若い、生後1~2ヶ月ぐらいの泣き方です。
ああ、可愛いなあ、懐かしいなあ。
そう思いながら、ふと気がつきました。
――赤ちゃんの泣き声の区別がつくって、実はすごいことなんじゃないか?
思えば、10代の頃は、1歳児と2歳児の区別なんてつかなかったし。
赤ちゃんの分類は、「抱っこされている赤ちゃん」「歩ける赤ちゃん」「小学生じゃない子ども」の3種類ぐらいしか、なかったと思います。
だけど、実際に自分が育ててみたら、0歳児の1年間だけでも、何て変化の大きいこと!
新生児と、生後3~4ヶ月の子と、半年の子と、8ヶ月を越えた子と。
まったく別の生き物ですよ。
やがて、診察室から出てきた赤ちゃんは、ちょうど生後1ヶ月ほどの大きさで、お母さんに横抱きにされていました。
私の耳、正解。
これってやっぱり、経験したからこそわかることですよね。
何事も、実際に体験してみないと、わからないことがある。
わかっているつもりで、本やインターネットに慣れてしまって、実体験が乏しくなりつつある自分を省みました。
怖がらずに、いろんなものに一歩、踏み出すことを心がけたいと思います。