父の背中

実家の父が、すごいなあと思ったのです。

【父の背中】

父は70代で、現在は退職して、自宅で元気に過ごしています。

先日、しゃべっていたときに、スマホとタブレットとパソコンの話題になったんです。

「WordとExcelぐらいは、まだ使いたいんだよな」

って、サラッと言ってて、私もその場は聞き流していたのですが、

よく考えたら、すごいなー! って。

父は、新卒から定年後再雇用まで、同じ企業の、通信関連の仕事に携わっていて。

それこそ黒電話や電報の時代から、インターネットや携帯普及の時代まで、

ずっと関わって、働いてきたんですよね。

いま自分が40代になったから、実感が伴うのだけれど、

新しい物事を覚えて、使えるようになるまでは、まあまあ大変です。

父は仕事をしながら、ワープロからパソコンに移行し、ソフトウェアを覚え。

インターネットを使い、携帯を操作し。

スマホに変わったときも、フリック入力をマスターしていたし、

#私はまだタップしちゃいますw

退職してからも、自営業の友人の会計補佐や、町内会の書類作成などで、WordとExcel現役で。

今もなお「使いたいよな」と、自然に口にするぐらいに、身についている70代。

私が父と同じ歳になったとき、今の電子機器やAIや、進化した通信手段が、

自然に日常に置いておこうと考えるくらい、身についているのかな?

想像してみたら、改めて、父がすごいなあ、かっこいいよなあ…と思ったんですよね。

あたり前なのだけど、時代をひとつ生き抜いた、人生の先輩なんだな。って。

#私は娘にXとDiscordを教わり

#息子にSwitchを教わる身です

いやもう、10代の私に伝えたい。

「お父さんの仕事、よくわかんないし、つまんない。会社員なんて誰でもできる」

などと、浅はかな反抗してる場合じゃないよ!

#誰でもできないよ!

アナタが口だけ達者になってた裏側で、お父さん、めっちゃお仕事してて、すごいのよ!

――私も、元気に頑張ろ。

親を見て、素直にそう思える自分になれたのが、嬉しいです。

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