長男とふたりきりで出かけました。
――といっても、通院のためなのですが。
眼科に行き、痛みのあった上瞼を診てもらい、ついでに視力検査も。
待ち時間には、お絵かきしりとりで遊ぶのが好きな息子です。
カオスな落書き(笑)。
診察後、もらった処方箋を手に、商店街をてくてく歩いて、メガネ屋さんに向かいます。
ネットで調べて「何だかよさそうだな」と直感で選んだ、初めてのお店で、長男のメガネ選びです。
最近、服や食事を選ぶのでも、何か行動をするのでも、母の提案を頭から受け入れることがなくなりました。
自分でしっかり考えて、いちばん似合うフレームに決めましたよ!
それから、近くのファミレスでお昼ごはん。
あいかわらず偏食ではあるものの、「おいしいね」「これちょうだい」と、分け合えたり。
ドリンクバーやスープバーを、ひとりで危なげなく取りに行けるようになっていたり。
帰りには「本屋さんに寄りたい」と自分から言い出し、しっかり立ち読みを楽しんでいたり。
一緒に過ごすひとときごとに、成長を感じました。
騒がしいランチや、慌ただしい本屋めぐりをくり広げた数年間が、嘘のようです。
同じ「ふたりきり」でも、親がお世話し守る時期から、いつの間にか対等に過ごせる時期になっていたんですね。
長男とのふたりきりは、めったにないことなので、いつ以来だったかとブログをさかのぼってみると。
少なすぎる…。
一緒に立ち寄った本屋さんで、「真ん中の子ほどかわいがってあげてください」という育児書の一節を見て、思わずその本を買いました。
「ふたりきり」で過ごす相手は、やがて母ではなくなります。
その日が来るまで、もう少しだけ、一緒に遊べたらいいなと思っています。