タイトルからして、勢いがすごい。
ああ、周りにこういう人、いるいる。
私もこれだな…。
そんなふうに、笑ったり刺さったりしながら読んだあとは、思わずため息をついてしまいました。
学校や会社や地域や、家族や親子や…社会の仕組みに合わせて気を遣うのが、ものすごく嫌になって。
町内会とか義家族づきあいとか、不自由な繋がり方が多いと、改めて自覚したんですね。
だけど、そこを絶ち切りたいのとは、ちょっと違って。
向こうから切られない限りは、適度な距離で、自分が嫌じゃない範囲で、繋がってはいようかな、と思うんです。
それは、私が「人と同じことをやりたがるバカ」だからかもしれないし、「マナーを重んじて消耗するバカ」だからかもしれない。
今いる場所で、「バカばっかりの環境に居続けるバカ」として、生きやすくするための方便かもしれない。
たぶん、大概は楽しくて満足しているし、ちょっと嫌なことはあっても、死ぬほど嫌なことがないから、今こうしているのでしょう。
私はいいバカでありたいな、と思いながら。
とにかく、私にとっては、勢いの強い本です。
受け取るのに、エネルギーがいります。
でも、おもしろい!
これを自分にどう落とし込むか、本当に人それぞれの化学反応が出そうな1冊でした。