「ココロでやせるダイエット」にあった、著者の和田ゆみこさんの言う、
自分で勝手に思い込んでいる「太っている理由」がある。
という部分。
和田さんは、
- 甘いものが好きだから
- お腹が空くまで待てないから
- 小さい頃のトラウマがあるから
- ストレスをためやすいから
- お通じがあまりよくないからetc…
だから私は太っている。と思い込んでいたけれど。
甘いものが好きでも、トラウマがあっても、ストレスをためやすくても、やせている人はいる。
ただ自分には、そんな人たちがいるのに、全然見えていなかった。
そう、気づいたのだそうです。
それを読んで、なるほどとうなずいていたのですが…
もしかしたら、ダイエットに限らず、人生において、私が勝手に思い込んでいる前提というのが、もっとあるんじゃないか?
ふと、そう思ったのです。
私の思い込み
たとえば、我が家には、この春から小学1年生になった長男がいます。
入学当初は、生活リズムをつけるために、21時に一緒に就寝していました。
すると私も、たっぷり眠れるので、翌朝は気持ちよく早起きできて、1日体調もよく過ごせていました。
それが、だんだん学校生活に慣れ、宿題も増えてきて、寝るのが遅くなる日も出てきます。
睡眠時間が減ると、子どもたちも気持ちよく起きられないし、私も何だか体が重く、調子が出ない。
ショートスリーパーと言われる人なら平気なのだろうけれど、私はそんな体質じゃないし。
「だから」、私が1日を快調に過ごすためには、21時に寝ることが必要で、睡眠が短かった翌日は疲れる。
「だから」、21時に寝られるように家事と育児を進めなければならない。
そう考えて、毎晩急かすように宿題をさせたり、お風呂に入れたりしていて、遅くなると「ああ、明日がしんどくなる」と、イライラしていたのですが。
…でも、子どもたちだって、休みの日は、前日に夜ふかししていても、それなりの時間に、ご機嫌に起きてくるよね?
家事して育児して仕事して、毎日元気に過ごせている人みんなが、ショートスリーパーなわけじゃないよね?
それなら、私だって、睡眠が短い=体調が悪い、とは限らないんじゃないかな?
だったら、こんなに毎晩毎晩イライラして自己嫌悪に陥らなくたって、いいんじゃないかな?
そう、気づいてしまったのです!
口ぐせを追加
とはいえ、現実に、朝爽やかに動けるときと、眠くて体が重いときと、両方あるのは確かなので。
今までは、携帯のアラームを止めて、「眠い~」とか「ああ、いつもより寝坊だ…」とか「早く起きなくちゃ…でもあと少し」と、起き上がっていたのですが、そこにひとつ、つけ加えることにしました。
アラームを止めてから、両手両足を指まで開いて、思いきり体を伸ばして、朝の光と幸せを受け取るイメージで、
「今日も絶好調! ありがとう!」
と唱えてから、起き上がることにしたのです。
軽やかに目覚めた朝はもちろん、眠くて頭が痛いときも、何だか体が重だるいときも、毎日。
大丈夫、私はいつでも絶好調だ! と。
すると、どうでしょう。
不思議なことに、朝の「寝不足で体が動かない」だとか、昼の「今日は寝不足で不調」だとか、夜の「早く寝ないと調子が悪いからイライラする」のが、格段に減ったのです!
私の前提だった「体調のためには早く寝なくてはならない」が「早く寝たら気持ちがいいけど、早く寝なくても大丈夫」に変わったんですね。
結果、気持ちに余裕もできてきました。
また、さらに不思議なことに「早く寝ても寝られなくても、どちらでもいいや」と思っていると、寝不足の日にはたいてい、心身をリセットできるくつろぎタイムや仮眠時間がとれたり、次の日はしっかり眠れたりしているのです。
限界を決めているのは自分
私がある日突然、オリンピック選手みたいな体力を持てたり、ピアニストのように楽器を鳴らせるようになったりするわけでは、もちろんありませんが。
「もう歳だから」「体力がないから」「器用じゃないから」
そんな理由でできなかった、いろいろなことのほとんどは、自分で勝手に決めていただけなのではないか。
自分の前提は、自分でいくらでも変えられて、そうしたら今までは無理だと思っていたことも、できるようになるのではないか。
自分の限界を決めているのは、自分なんだ。
さまざまな本にも書かれているし、偉人が口にしていることでもありますが。
ようやく、腑に落ちて、頭だけではなく、理解できました。
以来、疲れたと思ったら、あえて「よーし! 絶好調!」と言うように心がけています。
娘に「お母さん、テンション高っ」と、半ば呆れられている母でした(笑)。