普通は、子どもが成長するにつれて、鍋やフライパンも大きくするものだと思います。
今までの買い替えでは、数は減らしつつ、少しずつサイズアップしていました。
でも今回は、あえて一回り小さいものを。
大きい調理器具だと、余裕をもって混ぜたり煮たりできて料理しやすいのですが、つい多めに作ってしまうんです。
余りを翌日に回しても、うちの子どもたちは嫌なようで、結局大人が食べ続けることになるし。
これから暖かくなり、傷みが早くなると怖いので、一度に食べきれる量で作ってみよう! と、試すことにしました。
今までは大鍋に作っていたカレーも、一回り小ぶりの中鍋いっぱい分に。
炒飯や焼きそばも、食べる子と食べない子がいるので、気持ち少なめに。
暑さが本格化する前の鍋も、冬の間は3日分ぐらい煮込んでいたのを、1日半ほどで食べ終える量に。
作り慣れないうちは「足りるかな、大丈夫かな…」と不安でしたが、そんなに山盛り作らなくても、我が家はまだ大丈夫でした。
小さな料理のメリット3つ
一回りサイズダウンした鍋やフライパンを、まだ使いこなせてはいません。
つい材料を入れすぎて、あふれそうになったことも(笑)。
でも、いいことは3つありました!
ひとつは、以前より丁寧に料理するようになったことです。
小ぶりの鍋に入りやすいよう、少し小さく揃えて切る。
こぼれないように優しくそっと炒めたり、かき混ぜたりする。
料理が好きではないので、手を抜きたくて早く終わらせたくて、つい雑に作業してしまうことが多かったのですが。
ひとつひとつの動作を丁寧にしなくてはならなくなったから、時間に余裕をもって料理をしようと段取りをします。
すると、穏やかな気持ちで向き合えるのです。
2つめは、品数を増やす率が上がったこと。
以前は「ドーンと作って1品勝負!」なごはんだったのが、作る量をやや減らしたことで、足りなかったら困るなあ…と、副菜をつけてみるようになりました。
切るだけとか和えるだけの、ミニトマトや豆腐などが大半だけれど。
それでも、少しは彩りが出てきたかな? と思います。
3つめは、自分ひとりのための料理がしやすくなったこと。
調理器具が大きいと、小さな調理のために、大きな洗い物をするのが面倒なんです。
だけど、あんまりたくさん鍋やフライパンを持ちたくない。
今ぐらいのサイズなら、1人分の調理でも、そこまで腰が重くなりません。
これから子どもたちがさらに成長すれば、特にカレーなどの煮込み料理は、やっぱり大きな調理器具が必要になりそうですが。
今しばらくは、このサイズで暮らしてみようと思います。