親との距離感

明日から実家に帰省します。

【親との距離感】

同じ県内にいながら、お互いに交通の便が悪すぎて、なかなか顔を見せられていません。

親も私も確実に歳をとりますし、離れて暮らしているから、この世で一緒に過ごせる残り時間は、驚くほど少ない。

なるべくなら「幸せだったな」と天寿を全うしてもらえるような帰省を、できる範囲で重ねていきたいです。

でも、そう思えるようになったのは、たぶん結婚して義家族と暮らすようになったからなんです。

私の両親は、子ども心にはとても厳しく感じる存在であり、思春期を迎えてからは、心を開いて接することが難しい相手でした。

今になってみれば、親もひとりの人間だったのだとわかるけれども、

大人になっても、親の価値観からは、なかなか抜け出せなかった。

結婚して、自分が育った家庭とは違う「あたり前」で回っている家で暮らして初めて、

親の価値観の届かない場所で、自分の価値観を再構築することができたんですね。

#それはそれなりに苦労はあるけれどw

親と適度な距離感を保てて初めて、上下関係のない同じ人間同士なのだと思えたんです。

そうして私は両親に対して、優しく広くなれた。

意識しているかどうかはわかりませんが、たぶん両親もそうなんじゃないかな。

過去に思うことはあっても、少なくとも私が生まれたとき、家族として大切に迎えてくれたことも、

両親のやり方で愛してくれていることもわかっているし、そこにはちゃんと感謝しています。

自分自身のためにも、まだ両親が生きているうちに、そう思えるようになってよかったです。

親孝行といえるほどのことはできないけれど、娘なりの愛情を伝えるために、いってきます。

ですので、おそらく日記も途切れますが、もしもこちらで生存確認してくださっている方がおられましたら、私は元気にしております!

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