いちばん下の、小学2年生の息子が、よくYou Tube Shortを見ているんですけれども。
絶え間なく続く映像を、ぱっと見て「興味なし」と判断すると、サッと次の動画に進むんです。
「興味あり」だと、何度か見てから、次に進めています。
その作業を、1時間ぐらいくり返しながら、自分が心惹かれたものだけを見ていく…という姿を見ていて、思いました。
【そこにあるから、使うだけ】
まず「見る」「見ない」の判断が、早いな! と。
私は動画だと、そもそも興味のないものは開かないし、開いたものはなんとなく眺めがちです。
そして、目まぐるしく変わる動画に、私は目と耳がチカチカしてくるのですが、息子はまったく平気そう。
すべての刺激を受け止められるぐらいに視覚と聴覚が強いのか、目と耳から入れる物事すら取捨選択されているのか。
#Shortの速度についていけてません
高速かつ瞬時に、見るか見ないか仕分けする能力は、まるで機械のようです。
それを続けられるということは、情報処理能力が高いのかなあ。
同じ年齢のときの私と比べても、高性能な気がします。
子どものほうが、絶対的に新人類です。
さらに言うなら、長女より長男のほうが、長男より次男のほうが、ゲームやネットへの適応力も高い。
下の子ほど、小さい頃から当然のように使いこなします。
兄姉というお手本がいるから、習得が早いのはわかるのですが…それにしてもすごい。
#テレビ画面をタッチして
#スライドさせようとしていた幼児
#完全スマホ世代
いま新しい媒体や技術が出てくると、「これはどういう仕組みなの?」と、
頭の中がこんがらかって、母はなかなか、うまく腑に落ちないのです。
#メタバースとかDiscordとか
子どもたちは「仕組み? 知らないけど困らない」というような感じで、
そこにあるから使う。ただそれだけ。
すごくシンプルです。
でも、考えてみれば、私だって10代の頃は、あたり前にCDとかケータイとかパソコンとか、受け入れていたわけで。
子どもたちと同じように「あるから使う」ことを、していたわけで。
だとすると、子どもが進化しているのは間違いないけれども、私が退化するのは、
“目の前の物事を、ありのままに受け入れられなくなる”
ときなのじゃないか。と思いました。
知らないもの、わからないものを、自分の知る範囲の物差しで捉えようとするから、腑に落ちないだけで。
わからないなら、わからないままに、見て使ってみればいいんだな、と。
その視点でYou Tube Shortを眺めてみたら、半自動で目次をめくっているような感覚になりました。
なるほど、これはこれで便利なのかもしれませんね!
#やっぱり速度は速すぎて
#目と耳はチカチカしますが