「私は、優しい世界にいる。」
そう感じるとき、私の矢印は、相手に向いていて。
世界と私は、フラットな関係なのだと思いました。
【優しい世界の“わたし”になる】
美容院に、行ってきました。
もう10年以上、通っているお店で、担当の美容師さんも、変わらずにお願いしています。
長いおつきあいなので、堅苦しさも、不要な遠慮もない、癒やしのひととき。
――と、思っていたのだけれど。
その日は、確かに、いつもと何かが違ったのです。
まず、最初のカウンセリング。
「今日はどんな感じにしましょうか?」
数年前の私は、こう答えていました。
「前回と同じでお願いします」
#定番の安心感
#考えなくてよい気楽さ
少し前の私は、こう答えていました。
「髪がうねるのと、白髪が気になるので、それをカバーしたいんですが…」
#信頼してお任せ
#マイナスをなくす
今の私は、
「こんなスタイルに興味あるんですけど、あんなカラーにしてみたいんですけど、
どうやってするんですか? どんな印象になりますか?」
#わからないを素直に聞ける
#相談しながら選べる
#プラスを楽しむ
担当の美容師さんは、会話のペースがすごく楽ちんな方で、
何を聞いても、快く教えてくださるんです。昔から。
だけど、今までの私は、本当の意味で、その方のこと、見ていなかったな…って。
私の頭の中には、長年、
「こんなこと聞いたら、無知だと思われるんじゃないかな」
「たくさん提案してもらったのに、結局ふりだしに戻るのは、申し訳ないな」
「他にもお客様がいるのに、たくさん時間を取ったら、悪いな」
という気持ちがあって、それって、
“私がお客としてどう思われるか”
つまり、自分のことしか、考えていなかったんですね。
で、私も接客業の経験があるんですよ。
お客様に何かを聞かれたとて、時間をかけたとて、そんなことは思いもしなかった。
のに! 自分がお客になったとたん、接客していたときの視点、忘れてるんです。
いや、頭ではわかっていたと思う。
だけど“お客の立場を楽しむ”という形で、行動に移せていなかった。
自分がどう思われるか、にしか矢印が向いていないのは、
どう思われるか不安な世界に、生きていたからです。
相手を本当に信頼して、
「これって何?」
「教えてください」
「お願い!」
と、すんなり口に出せるようになったのは、
いま、優しい世界で生きているからです。今に近い自分で知り合った、オンラインのお友達だけでなく、
昔の私を知っている人に対しても、行動が変わっているとわかったとき。
「ああ、“優しい世界”に、お引っ越ししたんだな」って、思いました。
自分を取り巻く世界に対して、卑屈にならず、傲慢にならず。
相手に矢印をむけて、肩肘張らずに、フラットに向き合う。
を、行動で自覚できると、生きやすくなるだけじゃなくて、
生きるのが、もっと楽しくなる!
良き体験が、またひとつできました。
#体験とは
#身をもって経験すること
#まさにだなぁ…!