昨日は、若州人形座の『ブンナよ、木からおりてこい』を、観てきました。
【若州一滴文庫に行ってみた!】
森嶋 也砂子 さんが、おすすめしてくださった作品です。
福井県ゆかりの作家・水上勉さんの童話の、朗読劇。
会場は、隣町にある『若州一滴文庫』というところ。
全国で竹人形文楽を上演する、若州人形座の拠点として建てられ、
現在はNPO法人が運営しているのだそうです。
近くなのに、行ったことがなくって!
水上勉さんの本も、ほぼ読んだ記憶がなくって!
よい機会をいただいたので、訪れてみました。

すごく素敵なところだった!

澄んだ青空と、紅葉が美しい、晴れやかなお庭。

資料館になっている日本家屋に入ると、静けさがたゆたっている。
かすかな木の軋みと、衣擦れの音しか聴こえない。
図書室には、古い紙の匂いがふわりと満ちていて、
三列可動式の、天井まで届く大きな書棚が並んでいました。
同じく日本家屋の劇場に入ると、きゅっと並んだ座布団の上で、
人々がほんのりと、期待を込めてざわめいていて。

お隣のご婦人と、
「久しぶりに来たのよ〜。あなた、お近くから?」
「そうなんですね! 私、初めて来たんです」
などと、静かな会話を交わす空気が、楽しかった。
『ブンナよ、木からおりてこい』は、水上勉の童話が原作です。
#若州人形座の新作公演とのこと
4人の語り部による、人形や影絵を使った朗読劇でした。
これがまた、実に良い空間だった…!
ブンナの竹人形が、語り部たちが、影絵が、
生きているよりいきいきと動き、豊かに表情を変えて。
手にした小さな楽器から、効果音や背景音楽が流れて。
同じ高さの、目の前の床の、小さな舞台とひとつになって、観てきました。
よい場所、よいひとときでした…。
どこもかしこも“ノイズがない世界”なんです。
静謐さは、美術館にも似ているのですが、それよりもっと柔らかくて。
空気が音を飲み込むのではなく、そっと受けとめて、空に放つような、やさしさがある。
いつもより、ゆっくりと流れる時間を、過ごしてきました。
#よい休日になりました!
