【note詩】遠い初恋

ここにはね
桜の木があってねえ

思い出に頬を染める
おばあちゃまの

「ここ」がどこなのか
わたしは知らない

おばあちゃまのお声に
目を凝らすと見えてくる

桜色の景色に佇む
若かりし頃のおじいちゃま

おばあちゃまが
幸せそうに話すので

わたし ふいに
泣きたくなる

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