「老いる自分を受け入れる」よりも、強く優しく、しなやかな印象を受けます。
40歳が近づき、自分の体の衰えもたびたび感じる今日この頃。
改めて「老い」を考えることが増えました。
こちらは、細胞・骨・筋肉・感情など、さまざまな切り口から、老化のメカニズムを知ることができる内容になっています。
それだけでなく、安心して歳をとるための心がけや、具体的な運動まで。
漫画なので、読みやすい1冊です。
私自身、皺や白髪ができ始めたときには、やはり嫌で、もっと若くいたいと願いました。
童顔で若く見られることを、魅力のひとつとして生きてきたので、まずアンチエイジングに意識がいくんですね。
けれど、10代20代でガッチリと纏った心身の鎧を、少しずつ剥がしてきた30代後半。
今は、ダフネさんのような自然体の美しさで、健やかに歳を重ねたいなと思っています。
若さにこだわらず、でも、美しく老いる生き方とは、どのようなものなのだろ う。
作中で、アンさんはこう言っています。
骨・筋肉・脳で正しく老化に抗う
不調を放っておかない
養生することは積極的に齢をとることよ
ただ老いを受け入れるだけでなく、「積極的に齢をとる」って、素敵ですね。
また、こちらの言葉にも同感でした。
齢をとってもココロとカラダが一体化していると楽よ~
ゆとりができてヒトに優しくできるわ
これ、すごくわかります!
老化でなくても、疲れや睡眠不足などで、気持ちに体がついていかないとき。
たいてい不安定で、自分や周りに対して、必要以上に厳しくなってしまうので…。
ゆとりを持って生きるためにも、養生は大切なのだとわかりました。
ちなみに、「気」を養生するための4本柱である、
- 気を補う「睡眠」
- 気を補う「食事」
- 気を回らせる「運動」
- 気のつまりを解く「感情」
これらは、骨や筋肉、脳にとっての養生でもあるとのこと。
さっそく、筋肉の項に書かれていた、遅筋のトレーニングをやってみたところ、足がプルプルに震えました(笑)。
一朝一夕に身につくものではないですし、50歳に向けて、心がけていこうと思います。