自己を理解することは大事だと知り、自分を見つめてきたはずの私ですが。
心だけでなく、体の状態もよく知っておくべきだなあ、と実感した出来事が、2つありました。
ひとつは、先日、子どもたちと公園に行ったときのこと。
小学生の頃から、小柄なわりに、腕の力が強かった私。
大人になってからも、ちょっと体は痛いけれど、逆上がりはできていたんですね。
で、ひょいと鉄棒に体をかけてみたら、棒に当たる部分の腹筋の痛いこと!
足をかけてみたら、膝裏の痛いこと!
こりゃだめだと一旦下りて、鉄棒に座ろうと飛んでみたら、ジャンプ力が足りなくて乗れない始末。
いさぎよく鉄棒は諦めて、昔得意だったうんていに挑戦しました。
ところがこちらも、ぶら下がった自分の体を支えるのが精いっぱいで、次に腕を運ぶことができません。
子どもたちと鬼ごっこをすれば、思っていたより早く息切れ。
もともとスポーツは苦手だったし、運動不足の自覚はあったけれど…。
長女が小学校低学年の頃は、子どもについて遊ぶぐらいはできたので、そのイメージのままでした。
しかし、それから数年後の今、体は確実に衰えていたようです。
もうひとつは、やはり子どもたちと、布団の上で戦いごっこをしていたときのこと。
ゲームの必殺技を真似て、年甲斐もなく、でんぐり返しで子どもたちに挑んでいったのですが。
あっさり跳ね返されて、ゴロンと転がされてしまいました。
そうしたら、どこをどう捻ったのか、背中の痛いこと痛いこと!
受け身を取ったつもりだったのだけれど、うまくできていなかったみたいです。
あんまり痛いので、とりあえず湿布を貼ろうと思いました。
――でも、こういう痛みって、冷やすのと温めるのと、どちらが正解なんだろう?
悩んでいると、長女が、
「本で読んだけど、確か、温めるべきなのを冷やしても、ダメージはそんなにない。けど、冷やすべきなのを温めたらよくないらしいよ」
苦笑しながら、背中に湿布を貼ってくれました。
どちらも、自分の体力や運動能力を把握していなかった出来事です。
昔よく年配の方から聞いた、「いつまでも若くはない」「体がついていかない」という言葉を、身をもって知りました(笑)。
不用意に怪我をしないためにも、心だけでなく、体の状態もちゃんと知っておこうと思います。