数年前に、旦那さんと、こんな会話をしました。
私「生理前はしんどいしイライラしやすくなるから、その状態や周期を知っておいてほしい」
旦那さん「それを知って、どうしてほしいの? 機嫌を取ってほしいということ? それはお門違いだと思うけど」
――というような内容のやりとりでした。
うん、そういうことじゃない。
機嫌を取ってくれとはまったく思っていないけれど、寄り添って理解してほしい気持ちは、伝わらないままでした。
それが最近になって、少し解像度が上がったんです。
私の「しんどくてイライラしやすい」は、
- まず加齢とともに、自身のメモリ(キャパシティ)が減っている
- ただでさえ減った容量が、生理前のホルモンバランスにより、さらに圧迫される
- けれど、育児や家事や介護など、やらなければならないことの量は減らない
- 自分の感情をコントロールするだけの空き容量が不足して、イライラする
- それは、とてもつらい状態である
ということ。
だから、機嫌を取ってほしいのではなく、
- 自分のことは自分でやってほしい
- 家事や育児や介護を手伝ってほしい
- そして私の空き容量を確保したい
のです。
ただ、それとてパートナーに強制するものでもないし、結局は善意や思いやりの範疇であり…。
旦那さんにも伝えてはみたものの、やっぱりどうも認識のいろいろがずれている夫婦です。
私が力を尽くすべきは、
- 価値観の相違は、「それはそれ」と割り切る。
- 自分が爆発しないような暮らしの仕組みを作る。
この部分だな、と思いました。