先日、 藤川 美帆 さんの「自分らしさに気づくワークショップ」を体験してきました。
必要なものは、紙とペンだけ!
【私だけの「お花畑」をつくる】
zoomに入室したら、ポップでキュートなお花畑みたいな方がいらっしゃる!
それが、講師の藤川美帆さんでした。
“自分らしさって、なんだろう”
誰しもが、一度は考えたことのあるテーマじゃないかな、と思います。
“とはいっても、特別なことはできないし、目立った個性があるわけでもないし…”
そう戸惑う人もいるでしょうし。
今までがっちりとした肩書きや立場、
“責任者として”“教師として”や、“女性・男性として”“親として”etc…
で、自身を成り立たせて頑張ってきた人が、
ふと“何者でもない自分らしさって、なんだろう”と感じることもあるでしょう。
「自分らしさ」を探して、迷子になる人もまた、多いのではないかと思います。
ですが、藤川さんは、こう言います。
“「自分らしさ」って、探したり、誰かにきいたりするものじゃない。
なんにも考えずに、無意識にしていることが、そのまま「自分らしさ」なんです。”
その言葉を、文房具ひとつから体感できるのが、今回のワークショップです!
「普段、どんなふうに文房具を選ぶか」
を、それぞれで深堀り、共有しあうことで、
どんどん「無意識だった自分らしさ」が、姿を現してきます。
難しい知識はいらない、つらい過去を打ち明ける必要もない。
藤川さんが、ひとつワークを進めるごとに、
「私はこんな基準でこう思ってて、それは普段のこの部分にも通じてて…」
と、ご自身のお話を楽しく挟んでくださるので、聴いている方も、
「なるほど。ということは、私のこれは、あそこと繋がるのかも」
というふうに、自分に落とし込んで考えやすい。
終わる頃には「私、自分らしさの塊だったんだ」って、
あたりまえの真実に、まさに「気づく」んです。
こちらも藤川さんの言葉で、
“「考えたこと」は、言葉にしやすいけれど、「感じたこと」は、言葉にしにくい。
感覚を言語化すると、考えることができるようになる。
考えることができるようになると、今までふわっとした感覚で選んでいた「好き」「嫌い」を、
能動的に選べるようになります。”
この“感覚の言語化”を、わかりやすく! 楽しく! 体験できるワークショップでした。
“感覚を言葉にして、思考にする”回路が、脳の中に一度できると、
自分でも意識しやすくなりますね。
たとえば、ふと選んだお菓子が、
「私、この食感が好きで選んでたんだ!」
とわかって、ハッピーな気分になったり。
逆に、
「そんなに好きな味じゃないけど、私ってコスパ重視だったんだ!」
って気づいたり。
それも、実はどっちでもいいと思うんです。
#正しいとか間違ってるとかない
#いいも悪いもない
なんとなく感じていた自分らしさを、深めるもよし。
今まで気づかなかった自分らしさに、気づくもよし。
どうも好きになれない自分らしさに気づいたときは、
そのまま受け入れて愛していくのもよし、
なりたい自分らしさをインストールしてみるのもよし。
私でいうと、
「疲れない・使いやすい・維持しやすい」
が優先基準だったのですが、
「でも、可愛さとかときめき重視でも、選んでみたいな」
という気持ちもあって、そのことが意識できたから、
次に何かを選ぶときには、またひとつ、自分らしさが増えるような。
ひとつひとつの、小さな無意識の積み重ねが、たったひとつの「自分らしさ」になる。
だから、探すでも見つけるでもなく「気づく」ワークショップなんですね。
それを知っているだけで、毎日が、今よりちょっぴり楽しくなる。
「自分らしさ」は、まるでお花畑みたいです。
お花のひとつひとつに、いろんな色や形や香りがあって、
こんなお花があった! って感動したり、
このお花も植えてみようかな? って試してみたり。
そうしてできた、人それぞれのお花畑が、
世界でひとつだけの「自分らしさ」になるんじゃないかな、と思いました。
藤川美帆さん、ワークショップを開催いただいた 忠海 佐知 さん、ご一緒いただいた皆さま、
素敵なお時間を、どうもありがとうございました。