ささぶち ひろみ さんから教えてもらった、“目を閉じて食べる”。
習慣化までは、まだ行き着いていませんが、ふと思い出しては、味わっています。
【“食べる”の豊かさ】
視覚、という五感のひとつが遮断されることで、他の感覚が鋭敏になります。
生きるために必要な情報を、体が補おうとしてくれるのかな。
あたり前なのだけれど、手や足や、目や鼻や、内臓にいたるまで、
すべてのパーツがひとつに在っての“私”なのだな、と思いました。
以下、私の感じたことです。
匂いが、すごく豊かになりますね。
まっすぐに鼻に抜けてゆく。
そして、触り心地を確かめるためか、よく噛むようになります。
目を閉じると、耳も鋭くなるので、周りの音は普段より気になるかな。
食べることに集中するなら、静かな場所や、ひとりのときがベストでした。
あと、目を閉じて味わったまま、2口めを食べようとすると、
箸で何とかつまむまではいけたけれど、適量を取ることはできないし、
口に入れようとすると、ちょっとズレてしまうんです。
普段、いかに目に頼っているかがわかりました。
いちばん使っている視覚でも味わいながら、
同時に、他の五感も高めて開いてゆけたら、
“食べる”の豊かさが、桁違いに変わるんだろうな、ということも。
ひろみさんからは、日々の暮らしから生まれる発見を、たくさん教えていただいています。
いつもありがとうございます!