ハッピーライティングマラソン#2「あなたは、誰に向けて、書いているのですか?」

私は、名前も顔も知らない「たったひとり」に向けて書いている。

その人は、どこかに、必ずいる。
過去にも、未来にも。
たくさんの場所に、たったひとりずつの、誰かが。

言葉は、夜空に並べた星のようなもの。
誰も見ていなくても、そこに在る。

でも、誰かが見上げたときに、
星ひとつない闇夜だったら、悲しい気持ちになるかもしれない。

視線の先に、輝く星が見えたなら、
「今日は素敵な日だったな」と、思ってくれるかもしれない。
「明日も、もう少し、頑張ってみよう」って、元気になってくれるかもしれない。

そんな誰かの希望となって、届いてほしいと願うけれど、
急ぐ必要はまったくない。
たったひとりのあなたが、読みたいと思ったそのときに、
そっと目に映してもらえたら、それが嬉しい。

だからもし、いま、この文章を読んでくれているなら。
きっとあなたの「そのとき」に、出会えたのだと思います。

見上げてくれて、ありがとう。

#ハッピーライティングマラソン
#本田健

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