その敬語、盛りすぎです!(前田めぐる)

忠海佐知さんから、贈っていただきました!

【その敬語、盛りすぎです!(前田めぐる)】

あっ私、すっごい大盛り敬語、使ってる。

読む前から、思わず苦笑いしてしまいました。
表紙の例がすでに、使ったことあるやつだわ…!

ひとつの例につき、見開き2~3ページで完結しているので、
どこからでも読めて、ちょっとした空き時間にも楽しみやすい構成になっています。
80個近くあるコラムを、日々の合間に、ぱらぱらと読み進めました。

うん、盛りすぎ敬語、やっぱりたくさん使ってましたね。

中身は4つの章に分かれています。
「その敬語、盛りすぎです」
「その敬語、へりくだりすぎです」
「その敬語、失礼すぎです」
「その敬語、流されすぎです」
のうち、私は、へりくだりと流されが多かったなあ。

それでもまだ、文章で読むと、違和感を拾えるものもある。
ですが、しゃべり言葉は、もうまったくです。

過剰になっていく敬語は、相手を敬うためではなく、
社会で平和に生きようとして、自分を守るために使っていたのかもしれない、と思いました。

それって、もう敬語じゃないですよね。
自分自身のことを第一に、つまり敬うべき位置に置いて、言葉を選んでいるわけだから。

自分ではなく、相手に矢印を向けて、敬語を使いたいものです。
それこそが、コミュニケーションの本質ですよね。
肝に銘じて、本を閉じました。

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