モノクロで、緻密にやわらかく描かれた、
わたしのしらない物事たち。

そう。
わたしもしらない。
しらないってことだけ、
たぶん、なんとなく、知っている。
だから知ろうね、とか、
そういう教訓めいたことばは、ひとつもない。
しらないまま、世界がそこにあって、
興味だったり、発見だったり、感動だったりがある。
わたしも、しらない。
“あなたの めを とおした
せかいの いろを”。
絵本をよんで、
まつむらまいこさんの世界を、すこしだけ知る。
最後に、ほんのりと灯るあかりが、好き。
だけど「わたしはしらない」ままなのが、好き。