小説もそうなのですが、映画も、途中で中断されるのが嫌で、育児中は遠ざかっていた、好きなもの。
そして、久しぶりに触れてみたら楽しくて、すっかりハマっています(笑)。
今回はこれ。
「サマーウォーズ」と同じ監督、細田守さんの作品です。
前回も感じたのですが、現実と現実じゃないものとの交ぜ方が、すごく素敵ですね。
昔「時をかける少女」を見たきりだったけれど、もっと早くいろいろ見ておきたかったなあ!
予想外に涙が…
思わず泣けたのが、九太が旅立つのを見送ったあとの「…誇らしいな」という台詞。
我が子の旅立ちに、誇らしい気持ちになれたら、どんなにか幸せなんだろうと、いつかやってくる日を重ねたのだと思います。
…たぶん。
観ているそのときは、理由とか何も考えなくて、ただポロっと涙が出たので。
そういうのって、幸せですよね。
自分のことを、本好きとか映画好きとか、小説家志望だとか思っていた10代の頃は、素直に笑ったり感動したり、なかなかできなかった私です。
今は、何でも素直に楽しめる気がします。
子どもみたいに。
本当に、幸せ。