がんばりすぎない休み方(荻野淳也)

「すき間時間で始める」という謳い文句に、惹かれました。

「マインドフルネス瞑想」は「今、ここ」に集中するもので、心を整えることができて、仕事にも私生活にも役立つのだと聞いたことがあります。

本書は、体や暮らし、人間関係や心など、整えたい7つのパートに分けて書かれていました。

各パートの始めには、正式なマインドフルネス瞑想の方法が載っていて、じっくりとやってみることもできますし。

以降は、マインドフルネス瞑想を日常生活のさまざまな瞬間に落とし込んで、「すき間時間で」気軽にできる方法が、たくさん紹介されています。

一例を挙げると…

  • 手に感謝しながらハンドクリームを塗る
  • お腹が空くまではごはんを食べない
  • 不要な物を買い込まない
  • スケジュールの余白、心の余白を作る
  • たった一粒のチョコを味わって食べる
  • ドアは両手で開け閉めする
  • 本当に会いたい人にだけ会う
  • 一日3つ感謝をする
  • 自分をほめる

読みながら、ん? と引っかかるものがありました。

何だか、どれも一度は目にしたことがあります。

断捨離とか丁寧な暮らしとか、感性とか心のあり方とか…マインドフルネスではなくて、自分が出会う本で、よく見かける生き方。

そうか、私が最近しているのは「今、ここ」を大切に生きることで、だから全部繋がっているんだ!

素晴らしく幸せだったり不幸だったりした過去に囚われるでも、理想の未来に向かってがむしゃらに歩き続けるでもなくて、ほっと息をついて、道端の景色を愛でられるような。

マインドフルネスの考え方を基本にした暮らしを、私は今、求めていたんですね。

いろんな点が繋がって、線になった瞬間でした。

「今、ここ」。

ちょっと意識して、自分の暮らしを俯瞰してみたいと思います。

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