つぶやき養生(櫻井大典)

北海道は北見市より、漢方薬局の3代目店主がツイッターでつぶやく、ゆるゆる養生情報をまとめた1冊。

「とりあえず深呼吸」「10分でも早く寝る」「お粥は胃腸薬」「胃腸の不調には豆腐」など、春夏秋冬12ヶ月の健康法が書かれています。

1ページあたりの文字数は少なくて読みやすいのですが、1年分を一気に読んだら、頭の中が情報過多になりました。

日々緩やかにめくるのに向いている本ですね。

索引や目次がないので、気になったところに後から戻るのが難しかったです。

付箋を貼っておいたらよかったな(笑)。

そんな中でも「これならやってみたいな」と、心に残ったのはこちらです。

寝るときは時計を見ないほうが良いですよ。

「あと何時間しか寝られない」というネガティブな自己暗示にかかりますから。

(中略)

毎朝、寝ても寝てなくても「あー良く寝た!」「良く寝た! 今日もいい日だ!」と口にしてみてください。

食後は300歩歩く。または足踏み300回。

座ってる人はかかと上げ。

食事は基本的に火を通した温かいものを食べるようにしてください。

大切なことは、「続ける」。

ポイントは7割主義。

7割は健康的な食事をして、3割は好きなものを食べる。

「食養生難しい!」という方は、まず体温より冷たいものを口にしないようにしてみてください。

常温も「冷たいもの」です。

読んでいると、中医学の考え方は、私がやりたい「シンプルライフ」「丁寧な暮らし」に通じるものがあります。

健康のために、何かを摂るより先に、お菓子や冷たいものの量を「まず減らす」ことや。

何事も「いい塩梅」「中庸」「バランス」が大事だということ。

誰にでも合う食材、万人に合う健康法はないから、自分の体に合うものを取り入れることなど。

自身の心と体に耳を傾けて、対話するように生きていけるのが、理想です。

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