【note詩】ひだまりのおふとん
とろけるようにあなたの中で眠っていたい もう一度だけもう少しだけ目を閉じる
とろけるようにあなたの中で眠っていたい もう一度だけもう少しだけ目を閉じる
歌いながらおちゃわんを洗う からだを揺らしてシャツを干す ごきげんに家事をする
やってみないとわからない ということが やってみてはじめてわかる
春生まれのうちの子は クリスマスが待ちきれない。 誕生日が終わるとサンタを待っている。 春も夏も秋も ずっと楽しみに待っ...
私は 神童でも優等生でもなかったのに 妻になり 母になり立場を纏ったとたんに どうして完璧になれると 思うのだろうか
不覚にもきれいだと息をのんだ まっすぐに私を見つめる きみの顔しか知らなかった
世界に文字がなかったら私は人魚になるだろう 心に渦を巻くものをあなたに伝える術もなく 声を失くした姫にもなれず海からただ見つめ...
私の目に映ったように ちょきり と世界を切りとり 心のなかに貼りつける
からん と氷が鳴る 喉と指先を冷やしても 頬の熱さはひきそうにない
いちばん先に出てくるものが 「わたし」か「あなた」かで 自分の矢印が外向きか内向きか わかるような気がしている