日常と非日常の境目

ワーク・ライフ・バランスと言われますが。

生活と仕事が調和した暮らしができたら、それは、私にとって、好きなことをして生きている人生なのだと思います。

さしあたり、今の私の仕事は、家事と育児です。

朝起きて、家事をして、育児をして、夜眠るのが日常。

実家に帰省中は、子どもの相手はしていたものの、まだ元気な母に甘えさせてもらって、家事はすっかりお休みしていました。

非日常の、休暇みたいなものですね。

毎回、帰省後はなかなか、主婦スイッチが入らない私です。

まずは荷物を片づけて。

家を空けていた分の丁寧めな掃除と、食品や日用品の買い出し。

子どもたちの生活リズムを整えて、朝からの送り出し。

洗濯物をやっつけながら、ごはんは何にしようか考える。

一気にやることが増えすぎて、頭がパンクするのが恒例でした。

ところが今回は、スムーズに日常復帰することができたのです!

日常のタスクが少なくなっていた

使う日用品の量がつかめてきていたので、買い出しは帰省前に終わらせていました。

2日分ほどの食材を、自宅への帰り道に買っただけです。

掃除も、汚れがたまるポイントを押さえて、帰省後初日は、普段より吸着率のよいシートを使うことで、前より時間がかからなくなりました。

荷物を片づけるのも、そもそも持っていくものを減らしたことと、子どもたちが自分のものを片づけることで、かなり楽になりました。

洗濯物は、実家を出る前に全部、乾燥機で乾かしてもらったので、たまることもなく。

さらに、始業式の2日前の夜に自宅に戻ったので、翌朝は、子どもたちの慌ただしい送り出しがありませんでした。

時間に余裕があったのが、いちばんよかったのかもしれません。

断捨離とミニマリズム

興味を持ち、いろいろ試し始めてから何年か経ちますが、この年末年始が、いちばんその効果を感じられたように思います。

やり始めは勢いがあり、変化も大きいので、やりがいがあり、新鮮な驚きや発見も多いのですが。

その状態を続ける・維持するということになると、変化は緩やかになり、やがては普通になるためか、日々の新鮮な驚きはなくなっていました。

けれど、こうして、ふり返ってみると。

毎年大変だった年末年始を、ゆったり過ごせていることに気がつきます。

この穏やかさは、物も、心も、少しずつシンプルにしてきたおかげだと思うのです。

イベントやバカンスは、特別に気力や体力を使うものではなく、普段の暮らしの延長にあるもの。

逆に言えば、普段の暮らしそのものが身軽で、いつでも特別を楽しむことができる。

日常と非日常の境目がない、いつも軽やかに人生を楽しめる暮らしが、理想です。

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