「がんばってるんだけど、○○ができないんだ」
そう言われたとき、あなたはどんな言葉を返しますか?
旦那さまは「そうかー」って聞いてから、自分の体験を話すんだそうです。
自分も○○ができなかったんだけど、こうしたらできるようになってきたんですよ、みたいに。
私は「そうなんだー」が多いかな。
努力してできるようになったことは、
できない気持ちを自分も体験しているし、共感ポイントを見出しやすいけれど、
もともと苦手だとも、できないとも感じたことのないことは、
無理に共感すると、会話がずれてしまうと思っているから。
たとえば、子どもが、
「みんなの前で話すのが苦手で…」
「なわとびができなくて…」
って言ってきたら、それは私も苦手だったことだし、
がんばって身につけた能力なので、共感ポイントもたくさんある。
できない、苦手という感覚も想像しやすいです。
だけど、
「作文が書けなくて…」
って言ってきたとき、私は作文に苦労したことは一度もないから、
「そうなんだー」以外に答えようがない。
むしろ家族には、
「ごめん、お母さんそれで困ったこと1回もないから、まったくわからない!」
と言いきっちゃったりもします。
そういう、努力で身につけたものではない、天性のものの場合は、
旦那さまは、どう答えるの?
「うーん…それでも何かしら、探す。しぼり出す。
できない、苦手っていう共通項を見つけて話す」
のだそうです。
作文の話だったら、どの言葉を使えばいいか悩むとか、
書ける人なりに何かはあるはずだから、と。
なるほどー。
私の場合は、そもそも「何を書いたらいいのかわからず悩む」子どもと、
「書くことはたくさんあって、何を書こうか考える」私との間には、
同じ「何を書く?」でも、乖離があるなって感じるから、
旦那さまのようには答えられないんですね。
同じシチュエーションでも、考えていることと、返す言葉が違う私たち。
おもしろい!
最近、こうやって旦那さまに、いろいろ聞いてみる私です。
昔は「すぐにアドバイスするの、やめてくれないかなあ」なんて思っていたこともありました。
でも、こうして内面を聞いてみると、旦那さまはアドバイスしようと考えているわけではなく、
自分の体験として、共有しようとしてくれていたんだなってわかります。
こう感じて、こう考えて、その結果出てくる言葉がこれなのね!
過程と結果が、つながって見えてくるのはおもしろいし、
夫婦仲も深まって、会話が楽しくなっています!
