ユーチューバーに憧れている娘。
「でも、自分のスマホを持ってから…」「やり方をちゃんと勉強してから…」
と、行動に移すまでには至りませんでした。
けれどついに、
「LINEチャットで、動画編集アプリをいろいろ聞いてきたから、インストールしてみたい」
と言い始めたのです!
娘が普段使っているスマホは、家族共用のもの。
親がアプリや使用時間を管理できる設定になっています。
私がパスワードを入れなければインストールできないので、声をかけてくれたのですが。
「お母さんに言ったら反対されるかも」と思わずに問いかけてくれたことが、まず嬉しかったです。
私だって動画編集なんてやったことがないし、長女のオンラインの繋がりも、完全に理解しているわけではありません。
親の知らないところで、子どもがトラブルに巻き込まれたら…と考えると、もちろん怖いです。
だけど、やっぱり、子どもの挑戦には「いいね!」と言いたい。
わからないものを、わからないままに否定したくありません。
本当に大事なところは、必ず親に話してくれる娘だと思ったし、私の勘は、子どもを信頼して大丈夫だと言っています。
だから、挑戦してもらうことにしました。
挑む意思
チャットグループで使い方を訊ねながら、あれこれツールをいじりながら。
長女はついに、初めての作品を完成させました。
5分ほどの動画を、私も見せてもらいました。
――ただただ、すごいな、と。
クオリティが非常に高いとか、天才的だとか、そういうのではなくて。
私の知らない世界を進んでいく、その背中がすごいなあ、と思ったのです。
私のできないものをさらりと作る長男も、今や母よりあやとりが上手になった次男も、いつも「すごいなあ」と思うのですが。
今回の長女は、さらにもう一段深まった「すごいなあ」でした。
親や先生がきっかけを作らなくても、一緒にやらなくても、自分の意志で挑戦し、進んでいくこと。
大人と変わらない姿勢が頼もしく、さらなる成長が楽しみです!