「サクラ咲く」を読み終えた私が、何気なく、
「うーん、1冊読むのに2時間ぐらいかかったなあ」
とつぶやくと、娘に「お母さん、読むの早っ!」と言われました。
遅いわけではないけれど、決して早くもないと思うのですが、どうなんだろう。
そこから、私は本によって読む速さが違う、という話になりました。
本の味わい方
エッセイや、小説でも一昔前のコバルト文庫や、赤川次郎さんのようなテイストの話は、さくさく読むので、もっと早いです。
ポップコーンみたいな、軽いスナックをつまむ感じの読み方です。
お気に入りの「誰も知らない小さな国」や「図書館戦争」なんかは、次はいったいどうなるんだろう? と、息つく暇も惜しんで読むような。
一口食べたパスタがあまりにおいしくて、温かいうちに、すごい勢いで食べちゃった、という感覚。
「創竜伝」や「十二国記」などは、ストーリーがすっかり頭に入っていて、自分の好みの部分がピンポイントでわかるので、安定して楽しむ読み方。
お米のようなもの、かな。
娘と読んだ「サクラ咲く」や「かがみの孤城」は、続きがとっても気になるんだけれど、一気に読むのはもったいなくて、言葉をとりこぼさないように、じっくり読み進めます。
温かいスープで、ゆっくりと全身を満たしていく感じです。
そういう違いを、もっと拙いですが、擬音も交えて娘に話したら、
「あー! わかるわ、それ!」
何と、共感してくれました。
こんなふうに娘と話せるなんて、本当に幸せだなあと思います。
最近は、本を買うときに、自分だけでなく娘の顔も、思い浮かべながら。
娘好みの小説を見つけられると、宝探しみたいで、楽しい母です。