「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」の中にあった一節。
どんなに大切な人も、自分の物ではありません。
(中略)
失うのが怖いものは、借りているくらいに思うのがちょうどいいんだと思います。
うまくいっている時は、沢山借りていて、だからそういう時ほど、沢山恩返ししたいと思うのかもしれません。
借りたものだから大切に扱いたいし、いっぱい返していこうと思いました。
先日、意に沿わず子どもと離れなければならないかもしれない、ということがありました。
そのときに「私はこの子たちを失いたくない」と、強く思いました。
失くしたくないものが、借りているものなのだとしたら。
子どもたちはきっと、神様から借りているものに違いありません。
イライラすることもあるけれど、感情のままに怒ったり、傷つけたりしていいはずがない。
私を選んできてくれた、大事な大事な借り物です。
自分の意思ではなく、一緒にいられないかもしれない状況になって初めて、家族で過ごせることの幸せを、痛感しました。
頭ではなく、体の芯から理解しました。
いつか親から巣立ち、自分の道を生き、死を迎えるそのときまで。
大切に、関わっていきたいなと思います。