本屋さんで見て、立ち読みして、なおかつ買っちゃった! な1冊です。
ミニチュアのキャラクターも可愛いのですが、背景や小道具がたまらなくいい!
おすしに対して、わさびやいくらとか。
えんぴつに対して、定規や画鋲とか。
最後の、板チョコのテレビの造形とか。
めちゃくちゃ作り込まれていて、さらっと読んでも違和感がなく、すみずみまで眺めてもニヤリと楽しい世界観。
青山美智子さんの本の表紙も手がけているアーティストさんで、名前に見覚えがありました。
このミニチュアの世界、絶妙に癒やされます。
そして、子どもの頃の記憶を刺激される。
草むらにしゃがんで、小人の世界を想像していたような。
ぬいぐるみにも物にも生命があって、あたり前に一緒に生きていたような。
そんなわくわくした感覚を、ありありと思い出すんです。
素敵な絵本を見つけたなあ。
もともと、文具を買い足すために寄った本屋さんだったのですが、行ったらやはり、店内をふらふらと歩いてしまいます。
私、回遊魚みたいだな…と思いながら、そうして出会う本たちがまた、好きだったりするのです。