大家さんと僕(矢部太郎)

お笑いに疎い私でも、知っている作者さん。

昔、「電波少年」に出ていた方ですね。

漫画も有名になっていたので、タイトルは耳にしていましたが、なかなか読めなかった1冊です。

流行りすぎると、気後れしてしまって手が出せないという、悪い癖が仇になりました(笑)。

もっと早く読めばよかったな!

読後感は、しっとりで、ほっこり。

何より、大家さんが可愛らしすぎる…!

不思議なのは、この大家さんが、とても身近に感じられること。

実際に会ったこともない人なのだけれど、まるで近所のおばあちゃんを見ているようで。

矢部さんと一緒になって、大家さんから幸せな気持ちをもらっているように思います。

「『大家さんと僕』と僕」の中で、世紀末さんが同じようなことをおっしゃっていましたね。

私はおばあちゃん子だったので、亡き祖母を思い出しながらの、楽しい読書になりました。

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