北島マヤになったら、新しい私を発見した話

今朝、お茶を飲んでいるときに。

「あったかーい! の幸せを、味わいたい!」

と思って、目を閉じてみたんです。

【北島マヤになったら、新しい私を発見した話】

目を閉じると、それ以外の五感が鋭くなるから、

お茶がゆっくりと喉を通る温もりや、両手で包んだカップの形が、いつもよりくっきりと感じられます。

で、そのままテーブルにカップを置いて、伸びをして。

再びカップを取ろうとしたら…、持てなかったんです。

目を閉じているだけで、距離感がこんなになくなるとは!

#今そこに置いたカップなのに

#手をぶつけてひっくり返すとこだった

そこで思い出したのが『ガラスの仮面』の、北島マヤ。

#三重苦のお稽古してたよね

よし! 私はマヤよ! このまま歩いてみよう!

って立ち上がって、一歩踏み出して、イスに足をぶつけましたw

歩き慣れたはずのわが家を、手探りしながら、そろりそろりと歩いてみて。

壁や棚との距離感が、私の予想とまったく違っているのに、またびっくりして。

「ここの壁、こんなにつるつるしてたんだ」

「棚のものを取るとき、私の腕、こんなに動いてたんだ」

いちいち新鮮に驚きながら、本棚の前までたどり着きました。

本に触れてみるのですが、当然、何の本だかわからないわけです。

#並び順や重ね順で予測するしかない

ああ、本が見えないのはだめだな。

こうして表紙を愛でても、ささやかな違いしかわからないもんなあ…。

厚みや重みで、確実に判別するべく、本をなで回していて。

ふと、気がつきました。

今まで本を愛でるときは、表紙をなでていたけれど。

私、表紙よりも、本の天地や小口の部分の手ざわりが好きだわ…!

本文の紙部分の、切り揃ったなめらかさのところ。

さわり心地でさらに言うなら、ハードカバー本よりも、

そこの手ざわりを邪魔しない、ソフトカバー本のほうが好きだわ…!! と。

#今までずっと私はハードカバー派だと思ってた

#見た目が好きなだけで手ざわりはまた別だった

今度から、本を愛でるときは、表紙以外もなでることにする!

以上、北島マヤになったら、新しい私を発見したお話でした。

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