手書きのノートを、手書きで整理する、という贅沢。

ノートの整理をしました。

手帳や日記、いろんなメモが書きとめてある記録のようなもの。
全部、手書きです。

もともと、走り書きのメモを、メモのまま残しておくのが嫌いで。
役目が終わったら処分するなり、大事なところは書き写してまとめるなりするのが、習慣になっています。
どこに何が書いてあるのかわからない状態、未来の自分が読みにくい状態のものが嫌なんです。

雑多なまま残しておいて、のちのち読み返してみたら、
また違った発見があったり、感慨を抱いたりするのかもしれないのですが。
そもそも読み返したくならないもの、人にも見せたくないものなら、
どんなに書きとめておいても、存在しないのと同じ。

それはもう、私には持つ必要のない記録なのだと思っています。

で、手書きのノートを、手書きで整理しているんです。
定期的に。

もういらないと思った内容を省き、
また読みたいなと思うものだけを、抜き出して書き写す。

その時間が、好きなんです。

デジタルで管理すれば、検索も整理も楽なのだけど。
実際、投稿した作品はnote内外含めて、すべてデジタルで整理してあるのだけれど。

世に出る前の、生まれたての赤ちゃんのような私の中身や、
自分の血肉になる学び、心を震わせる言葉など。

ずっとずっと、パソコンやインターネットが暮らしになじむ前から、
形を変えながら、自分の手で書いてゆく習慣が、身近にあって。

今となっては不便極まりない、手書きのノートを、
わざわざ時間をとって、手書きで整理する。

現代だからこその贅沢だなあ、と思っています。

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