私の調整力

地区の集まりで、揉め事に巻き込まれそうになりました。

どうにもならないところに挟まれて、どうしようもなくて、疲れきって帰宅しました。

泥のように一晩眠り、目覚めてから「なんとかなる」と唱え続けました。

夕方、今度は娘が調子を崩してしまい。

昨日の問題は放ったまま、集まりに参加することもできずにいたのですが。

娘が落ち着いてから、ひょっこりと顔を出したら、トラブルが勝手に遠ざかっていたのです!

私抜きで話が進んでいて、部外者の立ち位置になることができました。

昨晩の悶々とした気分から一転、今日は晴れ晴れと眠りにつけます。

あ、また、なんとかなった

ひとつひとつ、なんとかなる体験を積み重ねて、自分がしなやかになっていくのを感じています。

調整する力

これまでの私だったら、しんどいときは他人のせいにして、しんどいまま終わっていたと思います。

でも今は、「あ、私はこんな状態なんだ」と、自分で気がつくことができる。

そして、気持ちの向きを調整することができる。

――いつだったか、長女のカウンセリングの先生に、お聞きした言葉があります。

「気分の波が激しいと、本人もしんどいと思うから、振れ幅を穏やかにできたらいい」と言った私に、先生は、

「気持ちに波があってもいいんです。

だけと、沈んでも上がっても、ちゃんと戻ってこれること。

それが、調整力です」

と、話してくれました。

娘が生きづらさを軽減するために、身につけてほしいと思う力。

それは私にも必要な力で、こんなふうにしんどさを越えるたび、少しずつ備わってきているのだと感じられます。

「成功体験の積み重ねが、自信になる」

長女を支援してくれている方々から、よく言われたことです。

その「成功」は、外から見ての、何かができた・できないだけではなく。

私みたいに、自分で自分を立て直せた、というような、内面的なものでもあるのだと、知ることができました。

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