ある休日の昼下がりのこと

冬にしては、気温の高い日でした。

天気予報では、雨が降ると言われていましたが、まだ灰色の雲がかかり始めた頃。

自転車で、スーパーまで行きました。

川沿いに走ると、鴨が泳いでいるのを見つけました。

鷺や鯉はよく見かけますが、鴨は珍しい。

ずんぐりむっくりした姿が可愛いです。

風も冷たくなくて、しゃんと背筋を伸ばして空気を切って走ると、心地よく感じられます。

よく波うっている川面も、今日は静かで、岸辺の家々と空の色を映し出していました。

そんな穏やかさに心が安らぎ。

何気ない風景ひとつで安らぐ自分の心持ちも、なかなか悪くないと思い。

こうしてのんびりと買い物に出られたのも、弟と留守番を引き受けてくれた長女のおかげだ、と気がついて。

周りのいろいろに感謝しながら、家路についたのでした。

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