実家の母が、長女にくれた本です。
とても、力強い。
「中学生生活に自信がつく」とありますが、一生を通して使える力だと思います。
例えば、「第一章 人に強くなる」では、
- 合わない、と言わない
- 気づかう側に立つ
- おいしかったら「おいしい」と言おう
- 目の前の人がほほえむように
このような項目が、ひとつひとつ丁寧に語られています。
「第二章 自分を磨く」では、
- きついほうを取れ
- 何に傷ついたかを考える
- いい芸術に触れよう
以下、「立ち向かう」「学ぶ」「律する」と章が続くのですが、
- 「キライ」と言ってラクをする
- わからないままにしない
- 見つけた人が拾う
などが、刺さりました。
刺さるのは、その通りだと思いながらできていないことだったり、避けて生きてきたことだったりするからで。
私がすごいなあと感じる人は、これらがあたり前にできていることにも、気がつきました。
私は今、余分な鎧を捨て去り、少しずつ柔軟性もついてきています。
次に欲しいのは、強さ。
重く纏い続ける防具ではなく、相手を貫く武器でもなく。
柔らかいのに決してちぎれない、芯の通ったしなやかな強さが欲しいです。
「ニーバーの祈り」のような。
そのためのヒントを、たくさんもらえました。
中学生生活のみならず、生きる強さを身につけるのに、うってつけの1冊です!